芦屋川ブログ

2020.06.27

命の入り口心の出口2

こんにちは歯科衛生士の増田です。
前回ご紹介しました「命の入り口心の出口」という本が好評だったので
本の中で大切なお話をもう一つご紹介させていただきます。

今回は「あいうべ体操」です。
コロナが流行する前にも紹介させて頂きましたが免疫を上げたい今使える体操なのでぜひ実践して頂きたいと思います。

舌体操「あいうべ」で顔全体の筋肉を使い声を出しながら
「あ」「い」「う」と言い最後に「べー」と舌を突き出す。
これがあいうべ体操なのですが毎日続けることで口呼吸を鼻呼吸に戻す「魔法の言葉」なのです。

口呼吸では空気が通る空間を確保するために必然的に舌の位置が下がってしまいます。
そうすると舌が下がったことで、あご、舌、口周りの筋肉の未発達、歯列の乱れ、
姿勢の悪さなどが引き起こされます。

口呼吸で口が常に開いていると唾液の分泌が減少し
口が乾燥したドライマウスの状態(口腔乾燥症)の原因の一つです。
すると、外気が直接口腔内に入り舌や口の粘膜が乾燥し唾液不足によってカビの一種のカンジダの繁殖や、口内炎、肺炎、ウイルス性の風邪などにかかりやすくなります。

ドライマウスは、虫歯や歯周病、口臭を招くとともに、体全体の免疫力を低下させる万病のもとになります。
あいうべ体操で鼻呼吸に矯正すると舌先が上前歯の裏側の少し後ろ「スポット」に自然と位置することから口腔内の空間が狭まり唾液で潤い口内の自浄作用と殺菌作用で細菌の繁殖をおさえます。
鼻呼吸に戻すことで鼻毛で大きなほこりを除去し表面に繊毛を持つ繊毛細胞が異物を除去でき、さらに鼻腔に張り巡らされた毛細血管によって湿気を帯びた空気が入り免疫も上がります。

口と鼻は食事と空気の通り道、つまり命の入り口です。

口周りの筋肉を鍛えて鼻呼吸で免疫力をあげませんか?

さあ、舌をスポットに当てて、口を閉じて鼻呼吸しましょう。
「鼻呼吸は天然のマスク」になりますよ。

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